ロンドンオリンピックが近づいています...

久しぶりにブログを書いています。ロンドンオリンピックが近づいて来て本当にエキサイティングです。特にお笑いの「ネコ」さんとか「しずちゃん」とかスポーツとあまり関係がないと思っていた人たちの参加です。やっぱりオリンピックの基本って誰でも参加出来るという事なんだと思います。日頃から体を鍛えるもよし、思いつきで参加するもよし、です。

そんなイメージにぴったりなのがやっぱりロンドンです。

私は長い事イギリスに住んでいました。初めて行ったのはなんと1980年! 何と30年前です。ロンドンの何が私をそんなに虜にしてしまったというのでしょうか。それは「人」です。イギリスほど「人」を大切にしている国はないのではないでしょうか? イギリス人は「人」をよく理解しているのです。例えばです。ロンドンの地下鉄(undergroundと言います)ですが、両方通行はないのです。一方通行のみです。第二次大戦ではロンドン地下鉄防空壕として使われていました。地下鉄の線路の上に並んで寝ている人たちの写真を見た方もいらっしゃるのではないでしょうか? 「混乱した時の人の理性を信じない」というのが一方通行の理由です。〜なるほど〜戦争が起こって爆撃されたり、隣で人が死んでいたり、血を流していたり...少なからずも私たちは動揺し、普通の精神状態ではなくなります。そんな時、爆撃があったりして逃げようとする時に両方通行では、人と人がぶつかりあってうまく通行出来なくなるかも知れない、そんな「人」の精神状態を汲んで敷かれた一方通行のルール。

「人」はどんな時でも冷静でいられないという自らの弱点を通行のルールにしてしまったサンプルでした。

イギリスにはこの他にも自らの弱点を捉えたジョークなどもたくさんあります。順にこのブログでご紹介出来ればと思います。

毎日書けるブログではありませんが週に2度は更新して行きたいと思います。ロンドンの写真は友人のHoward Greyが撮ってくれることになっていますので到着次第アップして行きますね! 今日はこんな所で..photogrph by Howard Grey